2013年4月6日土曜日

米3歳牝馬G2でドリーミングオブジュリアが約22馬身差圧勝。ケンタッキーオークスへ

3月30日に行われた米G2ガルフストリームオークス(ダート9ハロン、3歳牝馬)は、2番手追走のドリーミングオブジュリアが最終コーナーで先頭に立つと、後続をぐんぐん突き離し、2着に21・3/4馬身差をつけて圧勝しました。重賞2勝目。勝ちタイムはこの4レース後に行われた3歳牡馬のG1フロリダダービーより1.9秒速いものでした。逃げた2番人気のライブライブリーが2着に入っています。

この時期にこの勝負服でこの圧勝だからレイチェルアレクサンドラを思い出しましたが、よく考えるとレイチェルが10馬身差以上で圧勝したのはケンタッキーオークスの20・1/4馬身差が最初であり、またこの勝負服に変わったのはその次のプリークネスS.からでしたね。


ドリーミングオブジュリアは父エーピーインディ、母ドリームラッシュ、母の父ワイルドラッシュという血統。母ドリームラッシュは6ハロンと7ハロンの米G1を1勝ずつしています。

デビューから3連勝で米G1フリゼットS.(ダート1マイル、2歳牝馬)勝ち。続く米G1 BCジュベナイルフィリーズ(ダート8.5ハロン)は約5馬身差の3着。さらに米G2デヴォナデールS.(ダート8.5ハロン)は約2kg軽い斤量だったライブライブリーに1・1/2馬身差で逃げ切りを許していました。

あまりの圧勝にプレッチャー調教師は「昨年までと同じ選出システムであればケンタッキーダービー出走も考えたかもしれないね」とコメント。昨年までは重賞での賞金獲得額が単純に多いほうから出走できましたが、今年からはポイント制に変わり、指定競走で着順に応じて得たポイント順で出走できるようになりました。

ここで重要な点はダービーとオークスではトライアル競走が区別されていることで、ドリーミングオブジュリアはオークスでは4月6日時点で優先順位2位ですが、ダービーは0ポイントのため、出走するためには4月6日のウッドメモリアルまたはサンタアニタダービー、13日アーカンサスダービーまたはブルーグラスS. を使って最低でも2着1回が必要で、もしかすると2着2回または1勝以上が必要です。さすがにそんなことはしないと。

というわけで5月3日のケンタッキーオークスに向かいます。

2013年ガルフストリームオークスのレース映像(YouTube)。

ガルフストリームオークス(Gulfstream Oaks)
2013年3月30日、アメリカ・ガルフストリームパーク競馬場、ダート9ハロン
3歳牝馬、G2、6頭、レース結果(PDF)、総賞金30万米ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ドリーミングオブジュリアDreaming of Julia3牝
2.6倍
J.ヴェラスケスタイム6戦【4-1-1-0】
重賞2勝目
2ライブライブリー
Live Lively
3牝
2.8倍
R.マラージ21・3/45戦【3-1-1-0】
前走重賞初勝利
3キューザムーン
Cue the Moon
3牝
9.0倍
R.ナプラヴニク43戦【1-1-1-0】
前走重賞2着

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